井上 智美 TOMOMI INOUE
キャリアコンサルタント（厚生労働省認定CDA）
※※※専門分野※※※
子育中の女性のキャリア形成支援・再就職支援
両立支援・転職支援
女性活躍、男女共同参画
小郡市男女共同参画審議会委員
NWEC学習オーガナーザー1期生
CORAL 代表理事
ふくおか女性いきいき塾 5期生アドバイザー
1968年生まれ（出身は福岡県筑後市）
山羊座 O型
4人兄弟の次女
2008年「男女共同参画社会基本法」に出会い「男性は仕事、女性は家庭」という固定的役割分担意識が自分にとって強い思い込みだったと気付いたとき、心が軽くなったことを覚えています。母親であり女性であることを意識するあまり、自分らしい人生を選択できていなかったのです。このことは、私個人の問題なのではなく、日本における社会課題だということを理解し、大きく視野が広がりました。子育てしながら働くことを考えたとき、どこからともなく聞こえてくる「こどもがかわいそう」って声。働く選択をしようとしている自分に、とてつもない大きな罪悪感が押し寄せてきたことを今でも鮮明に思い出します。この気持ちは、出産・育児で仕事を辞めて専業主婦期間が長くなればなるほど大きくなっていく気がします。もう一度社会復帰したいと思っている子育て中の母親にとって、「固定的性別役割分担意識」はなかなか解くことができない「呪縛」となっていくのです。
この「呪縛」を解くには、「男女共同参画」について学び自分の思い込みに気づくこと、そして、様々な生き方働き方をしているロールモデルと出逢うことです。学びから「思い込み」が解き放たれ、初めて自分らしく人生を選択できるようになっていきます。
「働く」ことを決意し一歩を踏み出したら、社会とつながれた喜びは想像以上です。今までなかった新しい出逢いがたくさん訪れます。仕事から得られる新しい学びは、人生の喜びへとつながっていくのです。
働くことを迷っている子育て中の女性に伝えたい！どんな職業でもいい、地域活動でもいいから社会とつながってみよう！もちろんボランティアでもいい！いつもと違った世界を見る!知る！そこから気付いていなかった自分に必ず出会えます！自分自身の未来を自分で選択できるようになったとき、周りに感謝する気持ちも生まれてきます。未来が幸せに思える自分に変わっていることにきっと気付くでしょう。
夫婦関係においても、男女の対等感を理解できたとき、初めてお互いを支えあい尊敬し支え合える関係に変わっていくでしょう。
勇気を持って未来への一歩を踏み出そう！
子育てしながら働くこと、自分の未来を選択し行動することに挑もう！
思い込みを解き放ち、自分自身が作ってしまった壁を乗り越えよう！
「夢への挑戦に手遅れはない！」（大好きな方の言葉です）
女性が子育てしながら働きたい！と思ったとき罪悪感を感じることなく躊躇なく働くことを選択でき、それを認めてくれる、応援してくれる社会が実現することを心から願っています。
もし、通勤中に子どもを抱っこしたり、ベビーカーを押している母親・父親を見かけたら、「応援してます(^^)！一人で頑張りすぎないで、誰かに助けてもらうことも考えてみて！きっと大丈夫！」という温かい気持ちで声をかけたいと思います。
私自身が呪縛に捉われ、一歩を踏み出すことに悩み続けたからこそ思うのです。
子育てと仕事を両立している女性を応援し、チャレンジすることをあきらめないで！と伝え続けていきたいと思っています！
「女性が活躍できる社会」それは本当の意味で男女共同参画社会が実現したときなのです！
2015年 某日
